茶会の記
披錦斎 薄茶席 主 三田福茶会
川上宗康
一樹庵
松下隆章筆
雪 之純浄不塵者
心真如之體也
舟 之恒動亦静者
心生滅之用也
前ニ 香炉箪笥 原 羊遊斎
本 席
床 不白筆
花鳥笑人忙 不染箱
花 ガマズミ 西王母
花入 須恵器 奈良時代 誕生寺残材
脇 北宋白磁 鉅鹿 春日盆
慶應高校甲子園優勝を祝して
炉縁 宮竹三郎ホームランバット埋込
堀越家伝来 小兵衛作
香合 小川年安 キャッチャーマスク
半七作共箱
釜 播磨芦屋 鉦鼓耳 慶長前期
長板飾
水指 現川焼
茶碗 古萩 俵 桜高台
御本 相生
薄茶 みみずく南天蒔絵 溝口家伝来
茶杓 銘 オオタニ 自作共筒
建水 金 中川浄益作
蓋置 銀 長野烈作
御茶 星峰 星野製茶園
菓子 黄味瓢 空也製
伊藤松渓
秋晴れて庭心地良き文化の日
根津の茶室に木漏れ日映る
この席に並びて時を共にせし
今亡き友と心に語る
三田の茶を若き人らよ継ぎてゆけ
独立の心は茶にも篭れり