江戸千家 > 行事の予定・報告(2022年) > 東京茶道会 招待茶会

東京茶道会月釜

令和4年11月13日
於 音羽護国寺
月窓軒 主 川上雲鶴

 穏やかな好天に恵まれた十一月の東京茶道会月釜。江戸千家では、コロナ禍以来延期になっていた雲鶴先生のお席が開かれました。
 床は、万古青薬手桶に白椿や照葉、実物がざっくりと入れられ、紹鴎棚に銀地の風炉先屏風が合わされました。金・銀・紅の花々が華やかな蒔絵の薄茶器、紅葉の永楽茶碗など、深まる晩秋に相応しい取り合わせでした。
 久し振りの茶会に出向かれたという方も多く、改めてお茶会の楽しさを感じられていたようです。

【会 記】

床 鈴木華邨 筆 猿と紅葉
 花入  青薬手桶
 花   白玉椿、西洋ウメモドキ
     西洋弟切草
 香合  姫路東山焼 ハハ鳥
           池田孤村 画
  釜  阿弥陀堂 不白好
            琳光院什器
 炉縁  雪輪蒔絵
 風炉先 銀地
 棚   紹鴎棚
 水指  砂張 平 
 薄茶器 花寄せ蒔絵 守屋松亭 作
 主茶碗 紅葉    永楽即全 作
  替  志賀焼
 茶杓  永井此君亭 作 銘 一声
 建水  モウル   中川淨益 作
 蓋置  胡銅 三唐子
 御茶  星峰    星野製茶園
 御菓子 錦秋    越後屋若狭

©2023 edosenke
表紙へ歴史流祖茶室茶の湯のすすめ会報から不白会行事ご案内出版物事務局サイトマップ