音羽の春喚鐘に聞く茶の心
村上瑛二郎 (茶の湯文化学会会員)正客は、徳川慶喜曽孫・前靖国神社宮司:徳川康久様と奥様の静江様
【家元席 会記】
寄付
月光殿 大広間
自作の短冊句 並べて
菓子 春の流れ 越後屋若狭製
本席 濃茶
床 酒井道一筆 桜樹
花 花びら 水面に散らして
花入 古染付 水盤
脇棚 茶箱 不昧公和歌有り
勝軍木庵作
こぬまても花ゆへ人の待れつる
春もくれぬるミやまへのさと
長板飾り
風炉 唐銅 道安
釜 伊勢芦屋 筒
十牛図
風炉先 杉木地 遠山
水指 絵御本 菱型
茶器 瀬戸 尻張り
茶碗 御本三嶋
茶杓 一元斎作 銘 桜狩り
建水 モール 浄益作
蓋置 因久山焼 竹節形
茶 雲鶴 丸久小山園詰
その他の席主は以下の通り。
艸雷庵……播磨弘造 牡丹の間…湧井荘吉
楓の間…長谷川宗純 宗澄庵……石橋宗苑
不昧軒……森田宗杲
*東京不白会会報『池の端』71号に詳しい報告が掲載されています。
各席の様子は、春茶会写真レポート のペ−ジでも見られます。
春在百花秋在月 夏有涼風冬有雪
若無閑事掛心頭 即是茶人好時節
【円成庵会記】
床 如心斎筆 槌 画賛 香盆 銘 乙御前 道八作 花 貝母 都忘 雲龍柳 花入 青備前 釜 透き木 平蜘蛛 庄兵衛作 炉縁 黒柿 水指 古瀬戸 銘 木曽路 七代渭白竹翠庵好 茶器 雪輪蒔絵 三代宗哲作 茶碗 玉水焼 銘 黒駒 二代渭白心月斎箱 替 春日閑々 劉生絵 茶杓 銘 朝霞 初代渭白亭々庵作 建水 唐銅毛織 浄益作 蓋置 竹引切り 不白花押 茶 音羽の白 三丘園詰 菓子 半生白象 早蕨 ささま製 器 四方盆 近左作