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東京茶道会 茶筌供養茶会

平成25年12月15日
於 音羽護国寺
不昧軒 主 小林宗淳

 床には達磨絵賛がかかり、座禅堂で時を計るために用いられる香盤に香炉、梅林寺の警策が置かれた。脇床には澤庵宗彭の消息が掲げられた。禅の主要な行事、臘八接心の座禅堂を表わされているとのこと。心が引き締まるような設えの中、茶器は温かみのある根来の薬器。長く禅の修行をされ、牧庵という道号を授かっている席主ならではの、一年を締めくくるに相応しいお席であった。
【会 記】
床  達磨絵賛 入笠沙門 道隆筆
    香盤に野香炉
    警策   梅林寺什
脇床 澤庵宗彭 消息 増圓寺宛
   燭台 織部  祖母懐
 花入 古銅   
  花 きささげ 白玉椿
  釜 繰口丸釜  古天命 桃山
  炉縁 真塗
 風炉先 鳥の子 無地
 棚  袋棚
 水指 瀬戸 一重口
 茶器 薬器 根来
 茶碗 黒楽       一入
  替 虫明 鉄絵竹
  替 赤楽 雪底老師 銘 鞠子
 茶杓 銘 たちばな寺 名心庵作
    四睡  
    寒山拾得 豊干 虎の内に
  建水 丹波焼
  蓋置 三鈴胡銅
 御茶  星の昔     星野園
 御菓子 大徳寺萬頭  飯能亀屋
  器  黄瀬戸銅鑼鉢   桃山
  替  板木形 銘々皿  飯器
不昧軒床

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