来賓の方々を迎えた第一席
正客は、南部家当主南部利文様
家元席 花
【会記】 寄 付 床 米内光政筆 正々堂々 本 席 床 不白筆 万歳万歳万万歳 花入 古備前 蕪徳利 花 ブルーベリー 黄葉 菊 香合 鎌倉彫 真台子飾り 風炉釜 切合せ 皆具 不白好唐銅 茶入 鶏頭棗 塩見政誠造 茶杓 不白作 鳳凰 共筒 茶碗 奥高麗 替 宗入作 大黒写 御茶 星の奥 八女星野園 御菓子 上りようかん 半田 松華堂 栗入り 器 九谷大皿
木立宗浩支部長
立礼で寛ぐ会場
青森不白会席床
【会記】 寄 付 床 水墨山水 野沢如洋画 本 席 床 名心庵筆 紅葉青苔 共箱 小倉山蒔絵硯箱 中山胡民作 下絵 狩野伊川院筆 見返し 神無月時雨るるままに小倉山 志たてる斗紅葉してける 花入 紹鷗所持 唐物瓢写 二代瓢阿作 花 女郎花 磯菊 芹 ブルーベリー
釜 波の釜 長野烈造 名心庵箱 棚 末広卓 全龍福造 水指 伊万里 茶器 雪輪蒔絵 一元斎好 在判共箱 茶碗 赤楽 十二代弘入作 惺斎箱 替 安南写 永楽正全作 共箱 替 萩四方 十二代 新兵衛作 茶杓 名心庵作 銘秋の色 共筒箱 建水 菊毛織 浄益造 蓋置 三人形 二代久宝作 御茶 雲鶴 小山園詰 干菓子 雪輪 紅葉 甘精堂製 菓子器 花鳥 時代蒔絵盆
家元、博之氏を迎えて 亭主は澤野宗桂支部長
岩手席床 左の脇床に、故南部会長の遺影が飾られた
【会記】 寄 付 床 十牛の短冊 名心庵筆 本 席 床 和歌 南部家九代藩主利雄公筆 初雁やをのが姿を稲の内 盛岡市中央公民館蔵 脇床 南部利昭前会長遺影 供茶 花 ガマズミ 西王母椿 花入 胡銅竜耳付 香合 時代蒔絵 松下駒 風炉先 家元好 釜 百侘釜 弥三右衛門作 二代西村道也極
風炉 鳳凰風炉 紫釉 十代永楽了全作 楽家十三代惺入作前瓦付 水指 宗和好手口付銅水指 南部家蔵 浄益造 茶器 雁蒔絵 中次 喜三郎作 茶碗 瀬戸黒 松浦備前守鎮信君箱蓋表書付 加藤藤四郎作 替 銘若男 南部家第三十四代利雄公在判 茶杓 不白作 銘ナガバカマ 名心庵箱 蓋置 竹太鼓 黒田正玄作 建水 菊形 萩焼 田原陶兵衛作 御茶 銘南部の昔 宇治茶 高桑園詰 御菓子 盛岡城趾の石垣 ゆうきや製 器 白磁 中国 宋時代
岩手不白会会長 澤野宗桂
大会には全国不白会会長お家元ご一家をはじめ全国の不白会から多くの先生方、皆様方そして遠くはアメリカロサンゼルス不白会の皆様もお越しくださいました。地元からは岩手県並びに盛岡市茶道協会の会長様や他流の会長様方、南部家四十六代のご当主、また当岩手不白会会員を含め総勢五百名を越える参加をいただき盛会に開催できましたことをこの上なく光栄に感じております。 お茶席は、お家元席、青森席、岩手席の三席でした。岩手不白会 福士宗信
家元挨拶
「岩手の皆さんお疲れさま
全国からの皆さん、ご苦労さま」
川上宗康氏による乾杯 五百人以上が埋め尽くした会場
大会実行委員長を務められた三田宗明名誉会長
川大償神楽権現舞
男性コーラス隊 「北国の春」を熱唱
盛岡芸妓の皆さん
澤野宗桂支部長 感謝の挨拶
小雨交じりの天候の中、最初に訪れたのは、えさし藤原の郷。ここは映画や大河ドラマ等のロケ地として使われている歴史公園だそうです。広大な敷地には平安時代のものを中心とした建物が立ち並んでいて、その時代の人になり切れる楽しい散策ができました。
次に猊鼻渓の船下りです。川の流れは穏やかで、水面をのぞけば川底の石や魚まで見える透明感。景色は断崖絶壁、迫力満点、そして船頭さんが豊かな声量で歌ってくれた「猊鼻追分」が心に残りました。船下りの終点の獅子の鼻の形に似た岩が猊鼻渓の名前のいわれだそうです。そして一関の「世喜の一」で餅膳をいただきました。酒蔵を改造したレストランで大正ロマンの落ち着いた雰囲気で食事を楽しみました。
新潟 土田宗春
日本一の水深を誇る田沢湖へバスで向かい、湖畔の辰子像を見学しました。湖に伝わる辰子姫伝説に材をとった像で、昭和四十一年に完成。作者の舟越保武は、岩手出身の彫刻家ということです。実物は二メートル三十センチと、想像よりも大きく、皆思い思いに記念撮影をしていました。田沢湖芸術村でのレストランでビールで乾杯。次に向かったのが「みちのくの小京都」と呼ばれる角館です。江戸時代の町並みと武家屋敷などが見事に保存されて、まさにタイムスリップしたような気分でした。紅葉も綺麗でしたが、桜の名所とのことで、季節を変えて訪れたいと思う旅でした。
猊鼻渓船下り
えさし藤原の郷
たざわこ芸術の村で、乾杯
田沢湖畔の辰子像
角館武家屋敷散策