■月光殿
家元席
大広間の家元席
今年の桜は早咲きでした。散り際も風情ある光景です。花祭が祝われる好天のもと、恒例の春の茶会が華やかに開かれました。
改修工事でしばらく使用出来なくなる月光殿の家元席からは、笛の音が流れてきます。風雅な空気漂う大広間で、お抹茶をゆっくりと味わう。会津八一の掛軸の五言対の語のように、山中にたたずむが如き世界が拡がりました。
家元と笛の師匠藤舎理生さんの姿がお点前と調和しておりました。
【会記】
笛 藤舎流 藤舎理生
床 会津八一筆
本是山中人 愛説山中話
花 白花万作 白長楽
花入 高麗青磁 下蕪
香合 影青合子
隅炉
釜 責紐 雪輪紋 長野烈作
炉縁 鉄刀木 雪輪蒔絵
水指 信楽 瓢形
茶入 時代桐蒔絵
茶碗 御本 銘 山桜
替 萩
茶杓 宗雪作 銘 平成
建水 曲
蓋置 青竹
御茶 余韻の昔 三丘園詰
御菓子 武蔵野 半田 松華堂
器 九谷大皿
呉須鉢
他