2014年10月21日
お家元 塚原宗清さんをご訪問
生亀寿雪(山形不白会)
昨秋の十月二十一日、山形の「家元招請研究会」の際に、お家元と博之様が、塚原先生のおられる「ソーレ吉原」にお立ち寄り下さいました。
先生は手押し車に手を添えて玄関で待っていて下さいました。玄関先での再会に、お二方とも満面の笑みを浮かべ、本当に嬉しそうでした。
事務所の方々の計らいで広間に準備してくれたソファに座り、博之様を交えてお茶とお菓子をいただきながら、にこやかにお話をされていました。
そして、お家元が先生のためにわざわざお持ちになった篠笛で、「ふる里」「月の砂漠」「赤とんぼ」を奏でてくださいました。先生がじっと耳を傾けて聞き入っておられる姿がとても印象的でした。
塚原宗清さんの「百歳の春」の作品
先生はひと言、「私の大好きな歌なの」と嬉しそうに、こっそり教えてくれました。穏やかな心洗われるうつくしい調べが館内に響き渡りました。
三十分という制限された時間がすぐに来てしまい、お帰りになられるとき、お家元が「ちょっとお部屋にお邪魔してよろしいですか」と入ってこられました。そこで二年前にいただいた「めざして百歳」の色紙をご覧になり、「今度は『めざして百二十歳』と書かなくてはね」とおっしゃり、懐かしそうに、嬉しそうに眺めていかれました。
お二人に至福のひと時をお過ごし戴けて本当に嬉しく思いました。(山形不白会)
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