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2011年2月13日

グラミー賞おめでとう  ロサンゼルス不白会松山夕貴子さん

西村宗櫛(ロサンゼルス不白会)

松山夕貴子さん
ロサンゼルス不白会二十周年茶会で
 米音楽会最高の栄誉とされる第五十三回グラミー賞が二月十三日、ロサンゼルスで発表され、琴奏者の松山夕貴子さんが参加したアルバム「ミホ、ジャーニー・トウー・ザ・マウンテン」が最優秀ニュー・エイジ・アルバム賞を受賞しました。ポール・ウインター・コンソートによる同アルバムは、滋賀県甲賀市信楽町にある私立美術館、ミホ・ミュージーアムにて昨年レコーデイングされ、まさにメイド・イン・ジャパンのアルバムです。
 松山夕貴子さんは、ロサンゼルス不白会西村社中で、茶の湯の稽古に長年通っている方です。
二月六日の初釜でも忙しい中、お点前をされました。江戸千家のお茶会ではいつもお琴の演奏と茶の湯をして紹介して、お茶会を盛り上げて下さりもう十年以上になります。
 
初釜でお点前
今年の初釜でお点前をする松山さん
 松山さんは、お茶のお点前をじっと見つめて、その場で即興演奏をしています。「茶の湯のお点前を見て演奏するのがとても新鮮で、心から演奏に力が入ります。これからも一緒にしていきたい」といつも言ってくださいます。ロサンゼルス不白会設立二十周年記念茶会の時も、お家元から声を掛けて戴きました。
 江戸千家の仲間が世界的に栄誉ある音楽部門で受賞された事は素晴らしい事と思います。日本の伝統文化の真髄が世界に向けて大いに羽ばたいていく事を願います。

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