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2022年10月9日

熊谷不白会研修会―廻り花と花寄せ

―廻り花と花寄せ

小久保寿雪(熊谷不白会)

 十月九日の日曜日、本庄市の児玉文化会館和室にて、熊谷支部の研修会が開催されました。
 一同に会しての開催は久し振りで、換気等細心の注意を払って行われました。
 講師は、中田宗節元支部長です。まず、かつて家元が熊谷支部の研究会でご指導くださった内容が説明されました。 半数以上は初めて伺う内容で、お花に対しての心構え等新鮮な感覚で受け止めることが出来ました。
 廻り花は、客四名で行いました。床には家元筆の「七事式」のお軸を掛け、三重切竹花入を置きました。脇には、我が家の畑で収穫した柿と栗と毬栗を盆に載せ、中田先生が飾って下さいました。
 まずは正客が中段、次客が下段、そして三客が上部へ花を生けてゆきました。そして四客と進み、先客のお花を揚げさせていただきながら、二巡目へ。 二巡目からは、揚げずに拝見のみか、お花を添えることもあり得ると伺いました。臨機応変な対応が必要ですので、お花を生ける実践を増やしていきたいと思いました。
 続いて花寄です。花寄屏風に七つの花入を用意、三人ずつ交替して計六名にて一回目を実施。各人それぞれにお花と向き合い、感じ考えてお花を生けることができたと思います。見学者も花に近寄って鑑賞し、意見を言い合ったり記録写真を撮影したりしました。二回目も同様に行い、参加者全員がお花を生けることができました。終始和気あいあいと有意義な時間を過ごすことができましの花は、皆で持ち帰り各家はきれいな花が飾られたと思います。コロナが終息して、皆が気兼ねなく集まれる日が来るまで、工夫を凝らして、お茶を楽しんで行こうと思っております。

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