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2021年9月19日

八女・佐賀オンライン研究会

八女不白会・佐賀不白会

○今回の課題「茶カブキ」では、茶を口に含んで味わうのではなく、色と香りで茶の違いを判断するということに驚き、味覚は舌で味わうだけではないことに、はたと思い至りました。「川上不白茶会記集」のオンライン講読会で、「七事式」考案時の如心斎の苦労についてお話を聞いた事を思い出しました。如心斎のように、家元もこういう状況の中、色々と試行錯誤なさりながら新しい式法を作り上げられていることに気付きました。
 私ども八女不白会では、まだオンラインや通信の機器など不慣れな方も多いのですが、今回のオンライン研究会を録画視聴で繰り返して見たいという意見も出、関心が広まっていることに嬉しく感じております。
              (山崎宗明)

○オンラインでの研究会では、毎回家元のお茶室の設えを堪能させていただきながら、お客へのおもてなしが、自然に伝わってきます。今回の課題は「茶カブキと数茶」ということで、事前に茶カブキの亭主役を勤めてみて臨みました。コロナ禍での茶カフキは「香りと色、練り具合」のみで利き茶を楽しむ場となり、私もお客様を迎えて集うときには実践させていただこうと思います。
 自宅のリビングで、時折主人にお抹茶を点てる機会があり、二種、三種、違う抹茶の味比べをしてみようと思案中です。コロナ禍であまり遠出もできませんが、五感は常に自由です。その感覚を覚醒させて、思いを巡らせ、抹茶の味紀行で旅をするのも今の時代ならではと思っています。
            (宇都宮珂雪)

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