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2016年7月3日

茶箱の濃茶点前を学ぶ

博子先生招請研究会

工藤宗幸(青森不白会)

 夏とはいえ涼しい七月はじめ、博子先生をお招きしての研究会が青森市善知鳥神社で開催されました。今年は何年か振りに課題は茶箱でした。お盆に乗せた場合、掛子を使ってのお点前、拝見がある場合、ない場合、またそれぞれの道具を置く位置も違いますし、細々とした所作等ご注意を受けながら、とても丁寧にご指導いただきました。特に濃茶ははじめてという方も多く、私も初心者のような気持ちで教えていただきました。家元のおっしゃるように、この頃は住居に和室のないことも多くテーブルの上でお盆にお箱をかざって濃茶ができますことはお客様としても亭主としても、襟を正すような気持ちながら、気軽に取り組め喜ばしいことと思いました。
 博子先生は少しの合間をぬって、松葉杖をつきながらの参会者にやさしく「大丈夫ですか」とお言葉をかけてくださったとのこと。そこここに細やかなお茶の心を教えられた一日でした。

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