2017年9月10日
茶通箱の本意を学ぶ
雲鶴先生招請研究会
千田文雪(岩手不白会)
九月十日、岩手不白会峰雪会では雲鶴先生をお迎えして「茶通箱」の研究会が行われました。
相伝として扱われる茶通箱ですが、初めに茶通箱本来の意味や用途、種類、茶事においては主客の呼吸の重要性等についてご指導いただきました。
実践では、お客様がお気に入りのお茶をお土産にお持ち下さったということで、亭主が用意したお茶と、お客様から頂戴したお茶との二服を楽しんでいただこうと進めて参りました。貴重なお茶を入れている茶通箱ですから、亭主としては大事に取り扱いたいと考え、まずは急がず、一つ一つの点前を丁寧に進めようと努めました。このことが一本一本の運指に現れ、茶通箱の大事なお点前として残されているのかと思うと、社中内の相伝にも今までにも増して丁寧に扱い、その意味もしっかり伝えていこうと思いました。
雲鶴先生には、相伝書の行間をも紐解いてご指導いただき、大変有り難く感謝の念で一杯でございました。
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