2009年11月23日
「菓子の茶事」を学ぶ
宗康先生招請研究会
飯野宗志(甲府不白会)
小間での茶事を学ぶ
先ずは小間の設い、茶事の進行、もてなしの心得についてお話を伺い、さっそく実践に移りました。初座の床にはお軸のみ。当日は誡堂老師の『時雨洗紅葉』を掛け、外待合の客を迎え付けに行く。前日の雨に洗われた紅葉の間からこぼれる秋の陽を受けつつ、客は立ち蹲踞を使い、躙り口を潜るなど初歩から教えていただきました。
炭点前の後、主菓子を縁高にて差し上げ中立、午後は棗を交代し、お濃茶と薄茶を続けて差し上げる、付け薄茶の作法を教えていただきました。
床の竹花入に大白玉椿と雪柳が活けられ美味しいお茶をいただき、大変に充実した秋の一日を過ごすことができました。少人数の会ですが、丁寧に教えていただき、これならば、各家庭で実践しやすいのではないかと、改めて、お茶事の良さを皆で話しあったところでございます。
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