2009年4月25日
「名物飾り」研究会と研修旅行
宗康先生招請研究会−【小習十三箇条】
鶴本宗基(久留米不白会)
名物茶入の扱いの所作
四月二十五日、宗康先生を迎えて、名物飾りの研究会が行われました。
亭主を引き受けたものの、拝領の名物、または伝来の茶入を扱う点前ということで、扱い方とその思い入れをどう表現したらいいか難しいところでした。丁寧にご指導いただきました。
茶入の拝見の折には、相客が初道具を拝見し終えた後に亭主が名物についての話題を出すことがいい場合もあること、茶入と盆はバランスと調和が大切等……。印象に残る言葉でした。
熊本城をバックに記念写真
翌日は会員の研修旅行(熊本本丸御殿→玉名市・蓮華院→荒尾市・小岱焼)の三ヶ所をめぐりました。
本丸御殿では障壁画や巨大な小屋組み、大御台所等が見事でした。蓮華院では奈良の西大寺に鎌倉時代から伝わる特異な茶儀、大茶盛に参加しました。直径四十センチもある大茶碗で、周りの人に助けられながら飲む様子は見ごたえのあるものでした。
小岱焼では登り窯の説明を受け見学をし、気に入る器はあるか、お互いに笑顔で品定めをしている姿はほほ笑ましく、会員一同の心が一つになって和やかで楽しい一日になりました。
大きな茶碗で一服する宗康先生
久留米の会員が皆にこやかに集う
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