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2008年7月6日

演出と楽しみの世界

宗康先生招請研究会−【小習十三ヶ條--軸飾り、花入飾り】

七戸不白会

軸飾りの講演
稽古ではなく工夫する大切さを解説
掛け軸の扱い
掛け軸の扱いを学ぶ
 七月六日、七戸不白会では、宗康先生を招請し、研究会が行われました。課題は、「軸飾り」と「花入飾り」で、ともに小習十三ヶ條に組み入れられています。
 軸飾りでは、まず、掛け軸の扱い方についての基本実践が行われ、また、掛け軸の部分名称、材質、役割等の解説をいただきました。
 軸飾りも花入飾りも、茶事の趣向として古くから自由に行われていたものが、江戸時代後半期より稽古事として行うため型にはめられ、そのおかげで、今日まで型の稽古として継続されているとの事です。これらの趣向を理解するためには、基本を修得した上で実際の茶事において、自分のやり方で自在にしてみると楽しいし、現在でも生きた趣向となるのでは、というお話がありました。
 小習十三ヶ條は実は、型の稽古ではなく、工夫と演出と楽しみの世界であったことが分かることになるのかも知れません。

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