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2024年3月13日

2024年度 家元教場研究会レポート(1)

家元教場研究会 古典「茶通箱」

(水曜A組) 松田宗啓

 茶通箱は相伝の時のみ行う点前と思い込んでおりました。日常抹茶をいただいたり、差し上げることが多い中、頂戴した茶を茶通箱を使ってもてなす事を思いつかなかった事を恥ずかしく思います。
 また他の相伝の点前と比べて、箱を扱う時の指の動きが難しく思えていましたが、指の動きにこだわらず、飲み物としての茶を「尊ぶ」気持ちがあれば自ずと所作に現れると伺い、大変良く分かりました。私も久し振りに箪笥の奥にしまってある茶通箱を使って友人と茶を楽しみたく思います。

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