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2024年3月17日

新潟家元招請研究会

家元招請研究会〈課題:茶通箱〉

中野恵雪(新潟不白会)

 午前中家元からお茶を運ぶ道具としての「茶通箱」が、水屋に置かれ、やがて表道具となり現在の姿となった変遷や意味についてお聞きした後で、体操十種から体をほぐすひとときを教わりました。
 午後は実践の場で「亭主」と招かれた「客」とで用意された二種のお茶を飲み比べ。香りや味の違いに驚きながら、五感でお茶を味わう中、「茶通箱」を通して心を合わせるということはどういうものなのか深く考える場となりました。
 家元の「お酒を飲み比べるように、お茶も実用的であるべき」とのお言葉が心に残りました。
 また、この日の掛け物は、不白が利休への敬意をもってあらわした一幅で、お持ちくださった家元のお心遣いにも大変感激いたしました。

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