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2018年4月14日

家元教場研究会レポート⑶

課題ー古典(相伝物) 第一回 唐物(盆点) 

中野里雪(土B:新潟不白会)

 相伝物が茶事の趣向の一つというお話は、今まで目指してきた初座と後座から成り立つ茶事が基本であることとつながり、あらためて亭主と客のやり取りの大切さを認識することができました。あくまでも茶事の流れとして自然であることが大切だと感じると共に、現代の生活の中で実用の茶を考えるきっかけとなりました。
 またお席は亭主側と客達で作り上げるもの。亭主の気遣いのこもった一服のお茶の重みを、半東をさせていただき実感しました。
 六種の仕服とともに挽家、箱、想像以上に大きな外箱に収められていた唐物茶入が使われている光景も貴重でとても美しいものでした。

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