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2017年5月16日

自宅の茶に家族として参加して

家元招請研究会 

山口三男(歯科医(佐賀県))

 先日、家元が自宅にお越しになるという事で、私も参加することにしました。当日、お客様に少し緊張気味な挨拶をした後、席に着きました。作法を全く知らない私に、妻は懐紙を渡して「皆様のされるように」との一言のみ。額にうっすら汗が浮かんだのを覚えています。会食中、皆様が私のたわいのない話にもにこやかに対応して戴き、少しずつ気持ちが楽になってまいりました。その後濃茶をいただく事となり、静寂の中、釜の湯の「シュー」という響きのみが部屋に広がり、非日常の心地よい緊張感に包まれている感じがし、とても新鮮な体験をさせていただきました。
 日頃、妻が出入りの業者やスタッフに抹茶を出していて、それを皆が楽しみにしているようです。毎日の生活の中に、この伝統文化は生き続けて欲しいと願うばかりです。

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