2016年10月6日
ついて行きたい体操十種
家元招請研究会
古川宗愛(茨城不白会)
家元をお願いしての研究会の日、まさに小春日和、さわやかな気持ちでお迎えする事ができました。
「体操十種」、軽い運動からはじまり、だんだんむずかしくなり臥式などは拝見させていただきました。
古稀をお迎えに成られたという家元の身の柔らかさに感動したり、あぐらを組んでみてはひっくり返ったり、楽しい体操の時間でした。日頃あまり動かすことのない節々がほぐれたのでしょうか、久しぶりに眠れたことを思い出します。
午後は、家元の点前で中置濃茶のご指導をいただきました。緊張の中にも亭主と客とのやわらかい雰囲気を感じ、主たる者の持つ何かを感じさせられました。小間の設定でしたので半東さんの動きにも窮屈と思われる場もありましたが、お客様を大切にとの持ちの表れとも思われよかったと思ったりしました。また家元ご持参のお道具を最後に拝見させていただきました。
お茶碗が自分の手元にくるまでのお話など温かい人とのふれ合いのことなど、思い込めたいろいろのことをお話くださいました。祖父を感じさせられますね、と家元のおっしゃる濃茶器のお仕服の何とも言えない柔らかさなど身にしみております。
秋晴れや今日は筑波がよく映ゆる
後にお家元からお送りいただいた一句です。ありがとうございました。
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