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2015年10月1日

研究会の学びを稽古で実践

家元招請研究会 

大塚早苗(茨城不白会)

 十月一日、取手市の弘経寺で行われた家元招請研究会にはじめて参加させていただきました。
 掛け軸の扱い、花入、茶掃き等のご指導では、お稽古で何気なく目にし、手にしていたお道具の準備の基本に触れることができ、大変勉強になったと共に、考えを巡らしながら用意することの楽しさに気付かされた気がいたします。
 後日、研究会で勉強したことを踏まえお稽古で実践しました。軸は「喫茶去」。床とのバランス、曲りがないか等配慮して掛け、花は床と軸との調和に気をつけながら、鶴首の花器に銅葉イネ、秋明菊、杜鵑を活けました。お茶は棗の中心に自然な山形になるように掃きました。
 一献のお膳も心を込めて作り、テーブル茶でしたが、会話も弾み、和やかな時間を過ごすことができました。この研究会では知識のみならずお客様をおもてなしする心構えも学ばせていただきました。私も自宅にお客様をお招きできるよう精進したいと思っています。

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