2009年4月29日
客のあり方を学んだ研究会
家元招請研究会−【正午の茶事】
高橋宗寿(福島不白会)
主客のなごむ初座:亭主は冷酒を注いで客をもてなす
白河の南湖公園内で行われた「正午の茶事」の研究会で、私は、客三人のうちお詰をさせていただきました。寄付でお白湯をいただき、迎付を受け席入りです。初炭点前が終わり、亭主より「時分時ですので祖飯さしあげたく存じます」と挨拶がありました。
本懐石の流れは初めて経験するので緊張していましたが、楽しみでもありました。最初に飯と汁、向付、酒と煮物椀と順番に出て、飯次と汁替、焼物と二度目の飯次、そして酒と、次から次へと出てフルコースです。
後座では、厳粛に濃茶が振る舞われる
一つ一つお家元のご指導を受けながら、お料理を堪能し中立、休憩をはさんで午後は後座の濃茶です。一連の流れを客として参加し、味わうことができ、貴重な体験になりました。亭主側の方の気配り、材料の吟味等、水屋での動きなど大変だったことと思います。客は、客としての心構えや、知識が必要であることを改めて気付きました。いつの日か、私も茶事の亭主としてもてなしできるようになりたいと思っております。
研究会が終わり、記念の集合写真
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