江戸千家 >  不白会だより > 招く事で学べる

2008年8月24日

招く事で学べる

家元招請研究会−【茶の湯実践】

石井良子(福島不白会)

点心
研究を重ねた点心
 家元招請「茶の湯実践」研究会が八月二十四日、福島不白会で行われました。九名の席主からとお正客の感想を発表いたしました。
 私も岩谷前支部長から「今年の課題は茶の湯実践だからとても勉強になるので席主をしてみたら」と声をかけられまして「はい」と受けてはみたものの、茶事についての経験はなく、どのように進めるかもわからないまま七月三十日十時から行う事にしました。茶道具が揃っているか調べたり、点心については手作りでもてなしたいと思い、料理本を参考にしつつ準備いたしました。
 当日床には中国寒山寺で求めた「日々是好日」を掛けまして、社中の先生方五名をお迎えしました。お正客から詰の方まで四名と一名は水屋を担当していただき、戸惑いながらも先生方のご指導を受けながら、なごやかに進める事ができました。
 はじめて席主を務めまして、茶の湯の奥深さを知る事ができましたことと、箱の中に眠っていた茶道具の出番があり、初のお披露目となりましたこと、とてもよかったと思います。これからも機会をつくり茶の湯を楽しみたいと思います。
庭で立礼の茶
この日行われた別会場の茶会-庭での立礼席
慰労の色紙を頂いて
家元の色紙を掲げる席主の皆さん

カテゴリー:研究会/家元招請研究会 「招く事で学べる」のリンク