2020年2月23日
長野不白会支部長ご退任に寄せて
御堂島良子(長野不白会)
令和二年一月二十六日、長野不白会の初釜でございました。名残を惜しみながらの帰り道に、李宗福先生の二十五年にわたる支部長御退任への感謝の会が提案されました。
「社中中心のこぢんまりした形でなら」との先生の思いを大切に会場を設定し、二月二十三日は御在任中の月日に話が尽きない時間でございました。
二十五年間……その歴史のもつ本当の意味(苦悩や喜び)もわからぬ入門したての若輩者でございますが、先輩の皆様の回顧の一言一言から李先生でなくては誰にもなし得ることができない多くの業績に触れさせていただくことができました。
「李先生が二十五年前に支部長を受けてくださり、以後先生の熱意と手腕で導いてくださらなかったら今の私はなかった」
「どんな困難をも全て引き受けて、それを前向きに明るくさらりと解決なさるのよ」
とおっしゃる大先輩のお言葉のように、李先生の生き方から学ぶことはあまりに多く、先生の下でお稽古させていただける幸せに感謝し、更に精進してまいりたいと強く身が引き締まる思いでございました。
李宗福先生のご健康を心よりお祈りし、余韻にひたりながら帰途に着きました。
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