2017年3月4日
高知城歴史博物館茶室開き
大山宗貴(高知不白会)
平成二十九年三月四日、待望久しき高知城歴史博物館が開館しました。
国宝や重要文化財を含め約六万七千点に及ぶ土佐藩主山内家伝来の歴史資料や美術工芸品を収蔵展示する博物館です。
同三月二十七日、博物館内にあります茶室で茶室開きが行われました。招待状の一部分を掲載いたします。
「一階和室の一般貸出に先立ち、高知和敬会(昭和三十年県下六流会派をもって高知和敬会が創立)のご協力のもと、左記の要領でお茶会を開催致したく存じます。
当日は土佐藩に縁の深い石州流と江戸千家不白流のお点前、山内家資料『御菓子帳』から復元した和菓子とお茶で皆様をお待ちしております」とありまして、館長自らの要請を受け、江戸千家と石州流とでお点前を担当させていただきました。当日のお軸は土佐藩十六代藩主山内豊範公の書「連璧」、花は牡丹、花入は青磁鳳凰耳付でした。
招待客は、当代殿様豊功様をはじめ三十名、茶道関係者三十名と計六十名でした。後は私たち茶会担当の者も交代で入席させていただき午後三時過ぎ無事茶室開きを終えることができました。高知へお出での折には是非高知城歴史博物館へもお立ち寄り下さいませ。
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