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2015年6月11日

〈おもてなし〉茶会

原 宗友(長野不白会)

 私共長野不白会では、李支部長提唱のもと、〈自宅の茶〉を今年の活動に取り入れ実践しております。
 そのような中、地元の公民館で三十年近く茶道教室を指導してこられた森泉先生が、長年の文化活動への貢献が認められ、市より表彰されるという朗報が入りました。それを記念して社中の皆様が、日頃稽古されている公民館を会場にして〈おもてなし〉茶会を催し、招待してくださいました。
 総勢十一名のお社中が、森泉先生指導のもとに花(会場設営)、料理、点前の三担当に分かれて準備されたそうです。待合の一室に入ると、早朝に近くの山で採取してきたという山野草やお庭の花々が思い思いの花器に生けられ、生き生きと出迎えてくれました。点心のお膳には、自家製の梅ジュースから始まり三種類のおはぎまで手づくりの品々が並び、おなかも心も幸せいっぱいになりました。
 別室には立礼席が工夫を凝らして用意され、濃茶と薄茶が振る舞われました。主菓子のおまんじゅうも干菓子のかき揚げも手づくりで、昔懐かしいやさしい味わいが感じられました。
 社中の皆様がそれぞれの持ち場で自主的に生き生きと活躍されている姿が見られ、日頃の活動の様子が伝わる心温まるお席でした。
 帰りにはたくさんのお花をおみやげに頂戴し、〈おもてなしの心〉と一緒にうれしく持ち帰りました。(長野不白会)

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