2014年10月26日
上越茶道会開府四百年記念茶会
高田不白会 小島秀雪
今年は高田開府四百年にあたり、色々な記念行事が行われました。「越後の都・高田と徳川家康の血族」特別展では、高田とゆかりのある〈初花肩衝〉茶入が展示されました。平成二十六年十月二十六日には、高田別院会館で記念茶会が開かれ、広間にて薄茶席を担当しました。
茶席には、東條琴臺(幕末、明治の儒学者。高田十一代藩主榊原政令の招きで高田藩校の教官となる)の屏風、六曲一双と、献杯酒器を展示しました。
当日は晴天にも恵まれ、さながら清風に吹かれた心地がいたしました。
【会記】
寄付 句 仏上人 丙寅の秋越後にて
身の上も背に夜寒き越の秋
本席
床 孤峰不白筆一行 清風生蓬莱
脇 床 時代寒山拾得蒔絵硯箱
花入 尺八 筒 乙御前 藤村正員
花 かくれみの なでしこ
せんのう
香合 瓢 月に芒蒔絵
釜 車軸 道也作 寒雉極
風炉 やつれ 庄造
風炉先 雪輪透
水指 妙高焼
茶器 菊平棗 不白好 良造
茶碗 黒楽 一入作 不白箱
替 古萩 銘 山の神 不白箱
茶杓 銘 風池 当代家元
建水 えふご 八代 浄益
蓋置 青楽 つくね 了入
菓子 里の秋 大杉屋
器 呉須赤絵写鉢 和全
御茶 小倉山 小山園
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