2010年8月1日
熊谷不白会 夏季講習会開催
根岸宗昌(熊谷不白会)
濃茶点前を学ぶ–亭主相伴
八月一日、鴻巣市箕田公民館において熊谷不白会恒例の夏季講習会が行われました。猛暑の中、四十六名の参加者があり熱心に学びあいました。
■テーマ 1 濃茶の点前
今年の家元研究会の課題である基本「濃茶の点前」の勉強を致しました。
席入り後、亭主と正客の挨拶があり、代点による炭点前。初めて見た透木釜と遠山の灰の景色、炭の美しさに目を見張りました。
炭点前
中立ち後、一味同心による濃茶点前。「一碗を皆でいただくことにより心を一つにする」を実践致しました。形ではなく心が大切であることを学びました。
また、「山中歴日無」のお床、雪花紋の風炉先等、お道具についての熱心に会話がなされ、おいしいお茶をいただくとともに道具を観賞し楽しむことの大切さを学びました。
■テーマ 2 香付き花月
無言での作法を重視する花月。静まり返り、名香羅国の香りがただよう中での花月はより一層緊張感が高まり趣が感じられました。香合は会場に回され、皆で香りを楽しみました。
香付き花月
■テーマ 3 数茶
支部長先生の丁寧な説明のもと、一回目は五人で、二回目は十数名での実践。難しかったですが、慣れるに従い楽しさも感じてきました。
猛暑の中での一日講習会でしたが、参加者の熱意が暑さを吹き飛ばすほどで充実した時間となりました。
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