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2009年2月1日

新潟不白会初釜–災害を乗り越えて六年ぶり

桑原宗久(新潟不白会)

濃茶席床
濃茶席床–鶴亀画賛
  去る二月一日、お家元ご夫妻、宗康先生においでいただいて六年ぶりに支部の初釜が催されました。
 会場は新潟市の老舗料亭「鍋茶屋」。見事な繭玉飾りに迎えられ、そこはもう華やかな別世界です。
 お濃茶席は流祖不白の鶴亀画賛がかけられ、古銅の花入には紅白梅と椿、竹台子注連飾り、嶋台の茶碗で中野支部長により大福茶が振る舞われました。
 テーブル茶の薄茶席は、来年設立十周年を迎える青年部が担当しましたが、毎年の早春茶会の実践の積み重ねが生き、各テーブルとも、とても魅力あるおもてなし振りでした。全部のテーブルを廻りたかったとの声が聞かれました。また、この薄茶席では、福引きも行われ、景品にはお家元、宗康先生よりいただいた短冊等も加わって楽しく和やかなお席となりました。
祝宴風景
百二十名が集った祝宴
 点心(祝宴)は全員一堂に会していただきました。支部会員百二十名程の出席でしたが、お茶席でも点心席でもお家元ご夫妻、宗康先生とご一緒できましたことを嬉しく思っております。
 思い起こしますと、前回の初釜の翌年に新潟で全国大会があり、その直後に水害があり、秋には中越地震がありました。そして、また中越沖地震がありました。今年こうして初釜が催されたことにとても幸せを感じております。

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