昭和48（1973）年より本年に亘る40年間、江戸千家会報の巻頭言として書き続けられている随筆を、このたび一冊の書籍として刊行することになりました。
　内容は多岐に渡り、20代から60代の今日に到る迄、時代の流れに対応しつつ変化しながらも、一貫した著者の姿勢と茶道観を読み取ることができます。

■A5判　並製　■総344頁
■定価2,700円

目　次

　　　Ⅰ　1973 - 1984〈昭和49-昭和59年〉
上野不忍池／父の七回忌に／一円庵／法華宗と不白／天心の物差し／向島百花園と不白／露地／暑中見舞／澤庵／土産／白い花／吉祥の花／古木／炉辺の仕度／清掃／床飾り／花のこと／点心／お点前／河鹿

　　　Ⅱ　1985 - 1990　〈昭和60-平成2年〉
牛歩／桃畑／蜩 ひぐらし／餓鬼／時鳥／久喜の山茶花／独立自尊／立春大吉／春愁／不来方／春日野にて／ふるさと熊野／こどもだまし／天の川／田園／楷の木／小窓／マイ サン／口切り

　　　Ⅲ　1991 - 1995〈平成３-平成7年〉
如月／ホトトギス／来てみれば／アンダンテ／春の雁／陰影自賛／時空をこえて／日のあるうちに／根岸／東京人／覚醒 めざめ／敦煌吟／逍遙／不参／日月／冬好果／節目／鹿野苑／モノ数寄／教育

　　　Ⅳ　1996 - 2000〈平成8-平成13〉
熊野詣／目には青葉／小乗／試金石／筆触／目利／淡海 あうみ／邯鄲／吉事／星の村から／寸心／旅吟／采薪／言魂／試茶／共生／幽玄／天然忌／ガンダーラの仏像

　　　Ⅳ　2001 - 2012〈平成14-平成24年〉
調息／佳き日／養生法／護符／恋／実践のすすめ／戦いの世も／耳を澄ませて／某日／牛の詩／女力 おんなりき／燕居／往来いったりきたり／散歩／傾き／親切／大き聖／亭主相伴／信頼／骨折り／蛍／絆 きずな／みちのく旅連句／編笠門

茶の湯 江戸千家

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