東京不白会では、二〇一九年に上梓された『川上不白茶会記集』(中央公論新社刊)をテキストとし、宗雪宗匠による茶会記を読み解く講義を続けています。二〇二一年四月より、この講義をオンライン開催に変更するとともに、東京以外の全国の方々にも多数聴講いただけるようになりました。
流祖川上不白が記録した茶会の客組、道具組、料理の解説、関連する事象の説明の他に、家元ご自身の経験なども交え、茶会記の面白さを味わう勉強会となっています。
第1回配信の模様(2021.7.27)
▼聴講者のおたより
講読会の配信心待ちに致しておりました。本日拝聴。「なるほど」とワクワク感が止みません。家元自らの解説とお話、勉強の機会の乏しい地方の私共にも光明が差したようです。一人ではなかなか読み進められず文字を追っていただけでしたが、深く掘り下げ、視野を広げていただいて、平面だった茶会の光景が立体に立ち上がったような思いです。充実した時間でした。毎週でもお聞きしたい。長く続けていただける事を希望致します。
(青森 加賀宗秀)