ベッドに寝ても、ベッドから起き上がってもお色紙を拝観できるよう飾り付けて、連日楽しく眺めながら元気を振り絞っております。
今年の誕生日で満百一歳になりました。民間老人福祉施設の皆様より暖かい介護をいただきながら、茶の湯、写経、干支絵描きなどを楽しんでおります。先日、不注意で転倒、現在はリハビリに取り組んでいます。
茶の湯のお稽古をやめ、子供のいる静岡県三島市に来ております。暖かく、窓辺に寄れば雄大な富士、でもこちらへ参りましてからは病気ばかりで只今も入院中でございます。お家元より、心のこもった力強い百歳めざしての色紙を拝見するたびにすっと背が伸びるような心地がしております。あと二年、色紙と共に生きてまいります。
脳味噌も枯れ、足取りもヨタヨタではございますが、お稽古には百歳をめざして顔を出しております。今年は八度目の年女でございまして、満九十六歳に、また、ついでながら主人はまもなく九十八歳になります。よくもながらえたものとわれながら驚いております。
今年のお正月、お床は宗匠の未、いつもの年より映え、皆様の会話もはずみました。時々腰折れもいたしましたが、九十五歳の今日までご指導を仰ぎ、お茶を愉しませていただき、感謝の一言でございます。これからもできるだけ愉しみながら続けたいと存じます。
母は、本年八月で数え年九十九歳になります。外見は元気に見えますが、本人にとりましてはだんだん体が思うように動かなくなってきていると申しています。長年の規則的な生活習慣(仕事と茶の湯)、家族の支援、医学の進歩と本人の修復力が元気の源のようです。
その中でも何より生き甲斐としています茶の湯では、週に二日、夜八時三十分まで社中の方たちと稽古に励んでおります。岩手不白会では、八月に白寿のお祝いを計画しています。
澤野宗桂記
大正六年生まれで、今年九十八歳になります。息子、孫、曾孫と、四世帯一緒に賑やかに暮らしています。健康のために茶の湯、長唄、組紐を、ゆっくりのんびり楽しんでおります。晩酌も健康のバロメーターで、毎日一口いただきます。「めざして百歳」、今年は白寿のお祝いを願っています。
江戸千家に身を置き、長い間教授者として過ごせた事は最高の幸せでした。満足しております。高齢のため、平成二十六年秋で第一線を引いて今は社中の方々に任せました。
これからは息子一家に見守られて、いただいた色紙を心の支えとして最後まで元気に自宅で過ごしたいと思っております。今年、九十五歳になります。
九十三歳になります。日常生活にはなんの不自由も感じませんが、体力の衰え、気力、能力の衰えは否めません。お点前の立ち居が不自由で残念な思いを致しておりますが、時には花月の仲間に入れてもらって、お若い方々に囲まれて楽しい日々を過ごしております。これも茶の道、香の道へと導き、いろいろとお教えくださいました両親、お師匠様方のおかげ様と感謝致しております。
今年の誕生日で満九十五歳になります。月曜と木曜にはデイサービスに行き、スタッフの元気をもらっています。水曜と土曜がお茶とお花の稽古日です。今は稽古には出ませんが、お弟子達に会うのがとても楽しみです。その他の日は、家でひたすら座禅です。読書をしたり、小学生以来の百人一首を持ち出して一人カルタなどして楽しんでおります。以上、私の日常でございます。
大色紙は私のお守り、誕生日の前後三日間は床に出させていただいております。
芹なづな七草粥を椀に盛り
今年の春をたしかめていつ
九十三歳の初春を迎えることができました。
家族に「はっするばあさん」なんて言われながら、毎年地区の小学校のの茶会、市の茶道会、文化連盟の茶道部等と交流の場を持ち楽しんでおります。
蓮鶴先生をお偲びしながら自分のできることを、自然に逆らわずに穏やかに生きられたらと思っております
■不白会会員の中で、満九十歳を越えられた方に、ご希望があれば、家元より同じ色紙が進呈されます。どうぞ、お申し出ください。